小栗組「毒」 撮影最終日

8月26日(日)

いよいよ撮影最終日だ。長い1週間だった・・・。

朝。
車両問題解決。解決っつーか、まあなんとか。

この日は「千葉DAY」。俺の実家の実家、おばあちゃん家へ。
朝9時出発、予定では11時14分に千葉・松尾到着予定だった。
が、松尾駅をスタッフ全員で寝過ごし、隣の横芝駅に到着してしまう。
この総武本線は、1時間に1本の路線。やばい!と思ったら、
12分後に上り列車が来るとのこと。助かった!12分は短いぞぉ。

で、なんとか無事、松尾駅到着。
そこから歩いておばあちゃん家へ。途中、親と親戚の車で送ってもらう。

そこから、千葉ロケハンを実施。監督・カメラマンを車に乗せて行く。
が、ここで予想外の展開。親戚のおじさんが、なぜか先行ロケハン済み!?
前日の夜に、「バス停」という話を元に、ロケハンしててくれた!
嬉しすぎる。助かった。
その先行ロケハンの話を聞きつつ、数カ所回る。
結局、光町にあるボロ掘っ建て小屋みたいなバス停にロケ地決定。

昼ご飯を食べる。カレー。

いよいよ撮影開始。14時です。
実家の近所のお婆さんにご出演願っての撮影。
撮影は、やはりお婆さんが緊張やら始めてで素人感が出まくるなど、
問題があり、NG連発。台詞も忘れたり。
でも、何テイクも重ねていくうちに、慣れてくる。なかなか良い感じに。
1カットOK!

場所移動。

松尾駅。駅ホームで撮影。
ここでも田舎パワー全開。駅員さんに「撮影していいですか?」と聞くと、
「列車が来るとき気を付けてくれればいいよ」という返事。すげー。
楽々と駅ホーム撮影ができました。
田舎の駅舎みたいな感じで、良い雰囲気。
OK!

場所移動。

踏切。
線路を歩く二人。良い感じだった。

場所移動。

田んぼ。
おばあちゃん家の田んぼ。既に稲刈りが終了している。
しかし、それが良い感じ。その隣に、ちゃんと稲も生えたりしてて。
この映画のラスト!相応しい場所のような気がした。

そして、、、、監督のOKっていう言葉で、オールアップ!
短くて長い1週間の撮影。プラス、2週間の準備期間。
色々と悩む事が多かったけど、準備・撮影共に楽しかった。
大変な部分もあったりしたけど、楽しさがそれを上回ってた。
久々に、変な重圧なく、気軽に動き回ることができた撮影だった。
きっと、商業現場でも、こんな風に気軽に動く事が大事なんだろうな。
重圧を感じすぎず、ある意味鈍感ではないとダメだということか。

それに、この撮影で制作部の大変さと、ちょっとしたやりがいを感じた。
「映画製作」を進める為には制作部が絶対に必要。
演出部は、撮影を進めるけど、制作部は映画製作を進める。
常に冷静な立場に居ないといけないけど、時間通り集合してて、
時間通りのスケジュールで撮影が進み、撮影終了する。
この流れが気持ちよく感じる。スケジュール通りみんなが撮影する。
その感じがうれしい。そういう事も感じました。


この撮影、スタッフに恵まれた作品でもあった。
当初決定していたカメラマンは、途中諸事情で降板。
インの3日前ぐらいの出来事で、急遽、別カメラマンになった。
が、その後任カメラマンさんがすごく良い人。本当にいい人。
やさしいパパみたいな。その上、良い画を撮るんですなー。
そういう姿を見ていると、当初予定のカメラマンがやってたら、
この組はどうなっていたんだろうと思ってしまった。
ヤバかったのではないかと。 運命に感謝。

助監督は、監督の学校の人と、学院2年の人の2名体制。
監督の学校の友達は、子役とかなり仲良くなり、子役担当みたいな。
プラス、録音をやったり、車両運転したりと、
かゆい場所に手が届くような人で、マジで助かった。
9月はその人が卒業制作を作るらしい。手伝えたら手伝いたい所だ。

もう一人、学院2年の助監督の人は、理論派。
持道具全般を統括し、言わなくても準備は万端。
この組唯一の、しっかり・合理派だった。
この人がいなければ、持道具関係は壊滅的状態だった。
本当にすごい。助かった。

監督は、パンツの華の監督。またも大規模にしてくれましたなぁ。
しかし、パンツの時もそうだったけど、本当にこだわる。
妥協しようとするんだけど、明らかに妥協したくないんだろうと。。。
でも、良いシーンいっぱい演出してましたよ。
体張ってた。イメージというか、この作品に合うか合わないかの判断はすごくしっかりしている。だから時間がかかったりもしたけど、でも、結果、すごい物ができましたな。
日本映画越えできたんじゃないですかね~。
編集がんばってください。完成したら絶対に見せてくれぇ~。
上映会行けたら行くぜぇ~。


いや~それにしても、8月1日に呼ばれて合流し、ロケ地だけ探せばいいから~と聞いていたら、そのまま撮影まで引き込まれてしまった。
脚本を読むと、ダンボールハウス炎上やら、砂漠やらなんやら・・・
末恐ろしいロケ地などが書かれていた。けど、おもしろかったんだよねぇ。
初めて読んだときに、「すげぇ」と思った。だから撮影まで参加した。
結局、「この作品良いなー」っていう力は一番デカイな。
1ヶ月、仕事を止めて、この作品やってました。
もしかすると、この作品はすごく良いものになるのではないか。
どっかで、1回目に読んだ時の自信?みたいなものがあり、、、
まっ。楽しかった!夏の思い出。 子ども達が元気だった。
男の子を我が家に泊めたこともあった。二人で緊張してたな。
でも、あるところから男の子がハジけ、、、貴重な体験。

商業現場に出て、ちょっと悩みつつだったけども、
「作品を信じる事」と、「気軽に自分が思ったようにやる事」という事を思い出せた。
特に、自分が思ったように、それに自信を持ってやると、うまく回るという事。
これは再確認できた。それで失敗しても、マイナスではなくプラスの失敗になる。
今まで、マイナスの失敗ばかりやってたなと思う。
この作品には、助けられた部分も多くあります。

ありがとうございました。

また会いましょう。


エピローグへ・・・
[PR]

by genn1224 | 2007-08-28 12:03 | 日記