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2時間ドラマのルーツ

1月2日(火)

いや~、あまりに暇なお正月。
午前中、監督に電話。去年12月に行っていた現場実習作品の仕上げを見させて頂ける事になった。

午後から。あまりに暇なので、2時間ドラマについてちょっと調べてみた。
色々な法則があるらしく・・・
1.9時15分までに第一の殺人が起こる
2.9時50分からは、他局の番組が終わりだすので、そこで第二の事件を起こす
3.殺人事件の起こる場所の観光情報やおいしい料理を映すことで、
  視聴者がそこを旅している気分にさせ、釘付けにする
4.10時過ぎに、警察署などで、ホワイトボードなどを使ってそれまでの事件を
  整理することによって、途中からの視聴者も取り込む
5.10時30分ごろから、犯人が事件の動機を告白することによって、
  視聴者が気になる犯行の動機を見せられるので、チャンネルを変えさせない
6.犯人の自供は崖。実はこれ、犯人の「崖っぷち」という心境を表しているらしい。
  そして、その起源は、松本清張原作・野村芳太郎監督作品「ゼロの焦点」が最初だといわれている。


!!ということで、崖っぷちの起源と言われている「ゼロの焦点」を、午後から見ました!
近所のTSUTAYA(1月2日から営業してた)で急いで借りてきた。

「ゼロの焦点」(松本清張原作・野村芳太郎監督・1961年松竹)
確かに、ラスト、崖です。しかも、最初っからその崖が出てくる。
主人公に至っては、「女学生時代から、北陸の崖からの眺めに憧れていた」という・・・。
おもしろかった。なんか、2時間ドラマの要素がたくさん入ってる。
例えば、ネタバレだけども、犯人の動機が、風俗嬢(パンパン)だった過去を隠す為。
殺す寸前になって、実は、過去を知っていると思っていた人が、そのことを忘れてた。
でも、その人がいなくなれば、過去を知っている人がいなくなるということで・・・。とか。

あと、自分の夫に全てを話そうと、その風俗嬢時代の知り合いと向かう途中、
その前の殺人で使った毒薬入りウイスキーを、偶然、その知り合いが飲んでしまい、死ぬ。
偶然だが、過去を知っている人間が本当に誰もいなくなってしまい・・・とか。

あと、主人公が主婦。主婦が、失踪してしまった夫(その風俗嬢を知っていた人で殺されちゃった人なんだけど)を探しまくる。警察や地域の人に聞き込みしまくり。あぁ、、、やっぱりサスペンスものだ。
しかも、それを疑問に思わせることがないぐらい、テンポが速い。
やっぱ、このぐらいの勢いを持って、物語を進めないといけないんだなぁ・・・。

いろいろと勉強になった。

あと、「張込み」(松本清張原作・野村芳太郎監督)も借りてきたから、
あとで見よう。いろいろと考えていかないと。



明日は、昨日の日記に書いた船橋大神宮というところで、
今年を占うおみくじをひいてきます。

明日あたり、げん組のプロデューサーに連絡してみよう。
2時間ドラマのルーツ_c0072589_1854265.jpg

by genn1224 | 2007-01-02 18:54 | 日記