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社会人1日目 東映泊

3月10日(土)

卒業式の余韻も残る中、朝5時30分に無事起きられました。
そして、練馬の撮影所に8時前に到着。

9時から御祓い。今回の作品はホラーなので、御祓いは絶対に必要だということで。

その後、オールスタッフ。と言っても、まだ決定稿が出来てませんので、
よくある「シーン1から~」っていうのはやらない。スタッフ紹介と、怪我や病気をしないようにという注意事項と、今回の組の流儀(カチンコではなく、スレート方式。撮影部が入れる)など、監督の演出方法などを伝達されて終わり。そういうこともあるということで。

その後、資料映像協力者を探す作業。
結果、明日、世田谷のあるお店で、資料映像を撮影してくることになった。

午後からは、広尾の事務所に移動。資料DVD作成作業。

結果、それが結構時間がかかり、午後8時ぐらいになる。
ちょうど一緒に居たプロデューサーからお遣いを頼まれつつ、午後9時過ぎ。
「今日はここでバレるのかなー」なんて思っていると、サードさんから電話。

「撮影所に戻って」

「・・・はい」

ということで、終電が絶対に無くなるという状況の中、撮影所に戻る。
そして、その後、原稿作業を進め、今日出されたノルマは全て終了。

で、今。(午前4時)
サードさんは、家が、今回の撮影所から15分ぐらいの所なので、ご帰宅。
俺は、スタッフルームで一人、こうして日記を書いていたりする。
もちろん、ちょっとした作業と平行させているので、サボっているわけじゃ~ないんだけど。

だけど、なんだか辛くない。この状況に慣れてきたのか、なんなのか。

というか、今日、朝起きた時点で、俺の中で何かが変わったというのがわかった。
いつもなら、「学校行きたいなー」なんて頭の片隅をよぎったりするんだけど、今日はそれが一切無い。それはきっと、昨日卒業したからだろう。
たぶん今まで、幼稚園からずっと、「学校」が中心の生活をしてきた。そして、高校卒業後、日活に入った。日活では、現場実習制度で、「学校に在籍したままで、現場実習1ヶ月とか行く」ということができるのだが、どうやら俺は、「学校中心」という感覚があったらしく、どんなに現場に出ても、「学校に居たら、楽しいのに・・・」とかっていう考えがいつもあったようだ。
それが昨日、卒業し、今までの「学校」に相当するのが、「仕事」になった。つまり、「仕事=学校」という感覚になったのかなーと思った。「仕事中心」という考え方になったような。。。

というか、今までは「学校」という安住の地があった。
が、昨日で、その安住の地が無くなったんだよね。もちろん、卒業生として、学校に行くことはできても、そこには、今までのように、友達が居て、気楽に過ごせて、、、なんてことはもう無いんだ。 ある意味、崖っぷちなんだよね。
この現場を放り出されてしまったら、俺は「ただの無職」になってしまう。そんな危機感も出てきたのかもしれない。そんなこともあり、「今の仕事場が安住の地」と、無意識的に、気持ちの変化が出てきているのかも・・・。

今日一日生活してみて、なんか、すごく、そんなことを感じた。
まるっきり違うのよ。昨日までの気持ちと、今日の気持ちが。

実はこの「気持ちの変化体感」は、以前一度あった。
それは、日活の1年前期~中期に移り変わる9月の事。それまでは、学校に遅刻しまくったり、ここにいてもこの先どうなるんだよ、みたいな気持ちがあったけど、9月以降、ここで頑張ろうという気持ちになってたんだよねー。それがまた起きた。

とりあえず、4月15日までは仕事がある。仕事場がある。仲間がいる。居場所がある。

そんなことを思いながら、始発で帰る準備をしていたりする・・・。
そして明日は、8時30分起床で、9時出発のスケジュール。
寝れないんじゃなーいのーぉー。それでもいいんだ。そう思えたりして・・・。

by genn1224 | 2007-03-11 04:06 | 日記