おぐり組撮影日記5日目
8月28日(木)
地獄の幕開け。
朝。美術担当の方が戻ってくる。
実は、昨日の夜は撮影に参加せず、作り物専念のため、近所の友人宅に行っていた。
そして朝戻ってきて・・・。
僕ら居て。
泊まるって、連絡忘れてて・・・。
本当に悪いことをした。大変申し訳ない・・・。
そう思って、しかし、眠気は消えてくれなくて・・・。
朝7時のごめんなさい
その後。
機材車で先発している深澤くんの待つ、調布・たづくりへ。
小田急バスを使って、一気に南口。
そして、たづくり。時間通りの8時15分到着!
8時30分、たづくりが開く。
一気に機材搬入、美術スタンバイ。
その間にも俳優さんが駅に到着。
俺は俳優部付で、控え室に行ったり、衣装渡したり。
美術スタンバイにはほとんど立ち会えなかった。
そうこうしているうちに、スタジオ(スチールスタジオみたいなところ)のセッティングが完成してきて、俳優部も、スタジオ横の前室みたいなところにお連れする。
スタジオ美術はやはりすごかった。
風船を使ってのデコレーション。今すぐにでも、本当に撮影が始まる~みたいな。
美打ちのときはどうなるのかなーと思っていたけど、すごい完成度だった。
早速、スタジオシーンの撮影開始だ!
主人公・翼は、つまらない感じで撮影をする芝居。
この翼役の子は、絶対的に勘が良い。「よーい、ハイ!」ってかかると、一気にそのシーンに即した演技ができる。スタンバイ中のはしゃいでる感じとはまったく違くなれる。
女優業としてはまだ甘い部分があると思うけど、女優としての素質は十分に持っている。
女優業として、しっかりと勉強していけば、良い役者さんになれると思うな~
そんな良い演技を見せてくれながら撮影は進む。
そして、このシーンではもう一人、素晴らしい役者さんが登場。
翼と一緒にグラビア撮影をする美咲という役の方。
「すごい!」と書けばいいのか。とにかく、すごい。
演劇部をずーっとやってきて、映画系学校演劇コース出身。
映像演技は今回は初らしい。いや、しかし、すごいな~。
昨日の衣装合わせの時から片鱗は見せていたが、、、
こういう役者さんは大好き。こっちの考えている演出をより楽しいものにしてくれる。
今度、俺の作品にも出てほしいな~と思う人であった。
順調に午前中の撮影は終わる。
昼休憩中、この「スタジオ」という特殊空間を使ってアフレコをしようということになる。
時間的には、何とか入るスケジュール。
まずは、昼休憩中に、1日目に撮影した産婦人科の患者の声。
夕食中に、昨日撮影した翼の部屋の心の声。
それらを撮影できればしてしまおうという計画になる。
そのため、産婦人科の患者声アフレコ。
第三のグラビア女優として登場を願った学院同期の演劇コースの方に、母親の声。
そして、おぐり組カメラマンに父親の声。
この2人のアフレコは、とても面白く、そして迫真の芝居だった。
午後。
グラビア撮影シーン2回目。
今度は翼が元気に撮影する。やっぱり、うまいな~。
さっきの美咲とは違った、何か「落ち着いた」元気を感じるね。
しかも、このシーンの美術がすごい。
さすが、学院美術コースという、師匠譲りのすごさを感じる不思議感。
こんなグラビア撮影、見たことがないという感じ。
でも、このシーンの意味合いとしてはすごく良い感じを出していると思った。
大人への階段
このシーンの撮影から、キャスト・スタッフに昨日の疲れが見え始めてくる。
明らかに進行速度が落ちてきた。俺もどうすることもできなくて・・・
どんどんスケジュールが押してきた・・・。
そんなこんなで夕食(つなぎ)を入れる。
そして、昼休憩中に計画したアフレコ。
だが、アフレコをしていると、21時までというこのスタジオ制限が・・・。
時間的にやばい。19時を回った!
まだ、2シーン残っている。最後の1シーンに至っては、10分しか撮影できない場所。
アフレコ班と、本体撮影班に分離。
録音部と俺がアフレコ担当となる。
電車シーンはオールアフレコ決定。
初日にやった車シーンは、録音・編集部がOKを出して、アフレコなし。
そうこうして、アフレコは終了。
最低限は撮ったという感じだ。
そういうドタバタの中、事務所社長役の方の衣装合わせも行われていたり。
ナレーション撮り、できてなくて申し訳ない。
さて、撮影。
暗闇に浮かびあがるマネージャー木村。
このドタバタの中、照明重視のシーンが登場。
どうする!そんなとき、今日エキストラ&見学で来ていた僕らの同期の撮照コースの人が!
「パンツの華」のカメラマン!まさかの登板ですよ。
今や、本職の照明部ですからな。早い!そして適格に良い照明を作っていく。
いや~、そのシーンは、怒涛のごとくでしたな。
風船を使った仕掛けもあったけど、事前に練習しておいてよかったよ。
そして、ここでレールの登場。この作品唯一のレールカットもやりました。
すごいのぉ。このシーンは「すごかった」。
目まぐるしいシーンでした。
時間大幅押し押しで、たづくりもピリピリの中。
10分しかOKが出ていない廊下撮影。
本当に風のごとく、撮影しましたね。
そこには、監督・カメラマン・俳優2名・俺の5人しかいなかった。
とにかくスタジオ撤収時間がやばかったので。
22時、ほんんんんとうにギリギリだったけど、終わりました!
「撮りきった・・・」
スタッフ・キャストの皆さんには凶悪スケジュールで申し訳なかった。
翌日は、撮休・前日事務所飾りの日だが、追加屋上シーンがあるらしく、
15時集合、監督家屋上で撮影の後、横浜の事務所で飾りこみという流れ。
この事務所、実は・・・。
それは次の日記で書き記そう。
この日は、機材車整理して、家に戻り、即座に寝た。
本当にこの日は、最高の山場だと思った。
しかし、最終日はもっとすごいことになるのだった・・・。
撮影終盤戦、先が見えてきたおぐり組「少女A」撮影5日目。
地獄の幕開け。
朝。美術担当の方が戻ってくる。
実は、昨日の夜は撮影に参加せず、作り物専念のため、近所の友人宅に行っていた。
そして朝戻ってきて・・・。
僕ら居て。
泊まるって、連絡忘れてて・・・。
本当に悪いことをした。大変申し訳ない・・・。
そう思って、しかし、眠気は消えてくれなくて・・・。
その後。
機材車で先発している深澤くんの待つ、調布・たづくりへ。
小田急バスを使って、一気に南口。
そして、たづくり。時間通りの8時15分到着!
8時30分、たづくりが開く。
一気に機材搬入、美術スタンバイ。
その間にも俳優さんが駅に到着。
俺は俳優部付で、控え室に行ったり、衣装渡したり。
美術スタンバイにはほとんど立ち会えなかった。
そうこうしているうちに、スタジオ(スチールスタジオみたいなところ)のセッティングが完成してきて、俳優部も、スタジオ横の前室みたいなところにお連れする。
スタジオ美術はやはりすごかった。
風船を使ってのデコレーション。今すぐにでも、本当に撮影が始まる~みたいな。
美打ちのときはどうなるのかなーと思っていたけど、すごい完成度だった。
早速、スタジオシーンの撮影開始だ!
主人公・翼は、つまらない感じで撮影をする芝居。
この翼役の子は、絶対的に勘が良い。「よーい、ハイ!」ってかかると、一気にそのシーンに即した演技ができる。スタンバイ中のはしゃいでる感じとはまったく違くなれる。
女優業としてはまだ甘い部分があると思うけど、女優としての素質は十分に持っている。
女優業として、しっかりと勉強していけば、良い役者さんになれると思うな~
そんな良い演技を見せてくれながら撮影は進む。
そして、このシーンではもう一人、素晴らしい役者さんが登場。
翼と一緒にグラビア撮影をする美咲という役の方。
「すごい!」と書けばいいのか。とにかく、すごい。
演劇部をずーっとやってきて、映画系学校演劇コース出身。
映像演技は今回は初らしい。いや、しかし、すごいな~。
昨日の衣装合わせの時から片鱗は見せていたが、、、
こういう役者さんは大好き。こっちの考えている演出をより楽しいものにしてくれる。
今度、俺の作品にも出てほしいな~と思う人であった。
順調に午前中の撮影は終わる。
昼休憩中、この「スタジオ」という特殊空間を使ってアフレコをしようということになる。
時間的には、何とか入るスケジュール。
まずは、昼休憩中に、1日目に撮影した産婦人科の患者の声。
夕食中に、昨日撮影した翼の部屋の心の声。
それらを撮影できればしてしまおうという計画になる。
そのため、産婦人科の患者声アフレコ。
第三のグラビア女優として登場を願った学院同期の演劇コースの方に、母親の声。
そして、おぐり組カメラマンに父親の声。
この2人のアフレコは、とても面白く、そして迫真の芝居だった。
午後。
グラビア撮影シーン2回目。
今度は翼が元気に撮影する。やっぱり、うまいな~。
さっきの美咲とは違った、何か「落ち着いた」元気を感じるね。
しかも、このシーンの美術がすごい。
さすが、学院美術コースという、師匠譲りのすごさを感じる不思議感。
こんなグラビア撮影、見たことがないという感じ。
でも、このシーンの意味合いとしてはすごく良い感じを出していると思った。
このシーンの撮影から、キャスト・スタッフに昨日の疲れが見え始めてくる。
明らかに進行速度が落ちてきた。俺もどうすることもできなくて・・・
どんどんスケジュールが押してきた・・・。
そんなこんなで夕食(つなぎ)を入れる。
そして、昼休憩中に計画したアフレコ。
だが、アフレコをしていると、21時までというこのスタジオ制限が・・・。
時間的にやばい。19時を回った!
まだ、2シーン残っている。最後の1シーンに至っては、10分しか撮影できない場所。
アフレコ班と、本体撮影班に分離。
録音部と俺がアフレコ担当となる。
電車シーンはオールアフレコ決定。
初日にやった車シーンは、録音・編集部がOKを出して、アフレコなし。
そうこうして、アフレコは終了。
最低限は撮ったという感じだ。
そういうドタバタの中、事務所社長役の方の衣装合わせも行われていたり。
ナレーション撮り、できてなくて申し訳ない。
さて、撮影。
暗闇に浮かびあがるマネージャー木村。
このドタバタの中、照明重視のシーンが登場。
どうする!そんなとき、今日エキストラ&見学で来ていた僕らの同期の撮照コースの人が!
「パンツの華」のカメラマン!まさかの登板ですよ。
今や、本職の照明部ですからな。早い!そして適格に良い照明を作っていく。
いや~、そのシーンは、怒涛のごとくでしたな。
風船を使った仕掛けもあったけど、事前に練習しておいてよかったよ。
そして、ここでレールの登場。この作品唯一のレールカットもやりました。
すごいのぉ。このシーンは「すごかった」。
目まぐるしいシーンでした。
時間大幅押し押しで、たづくりもピリピリの中。
10分しかOKが出ていない廊下撮影。
本当に風のごとく、撮影しましたね。
そこには、監督・カメラマン・俳優2名・俺の5人しかいなかった。
とにかくスタジオ撤収時間がやばかったので。
22時、ほんんんんとうにギリギリだったけど、終わりました!
「撮りきった・・・」
スタッフ・キャストの皆さんには凶悪スケジュールで申し訳なかった。
翌日は、撮休・前日事務所飾りの日だが、追加屋上シーンがあるらしく、
15時集合、監督家屋上で撮影の後、横浜の事務所で飾りこみという流れ。
この事務所、実は・・・。
それは次の日記で書き記そう。
この日は、機材車整理して、家に戻り、即座に寝た。
本当にこの日は、最高の山場だと思った。
しかし、最終日はもっとすごいことになるのだった・・・。
撮影終盤戦、先が見えてきたおぐり組「少女A」撮影5日目。
by genn1224 | 2008-08-28 01:34 | 日記